武田 典子

福岡市こども総合相談センター 児童心理司(臨床心理士)
(実践臨床心理学専攻 令和元年度修了)

大学院では、心理面接や事例検討を経験し、実践的な学びを得ました。また、様々な領域における心理職の在り方を学び、視 野が 広がったと思います。共に考えてくださる先生方や仲間に囲まれ、恵まれた環境で充実した日々を送ることができました。 現在、多くの子どもと心理面接を通して関わる中で、2年間の学びが活かされています。今後も成長し続けられる心理職でありたいと思っています。

吉川 信

福岡家庭裁判所 家庭裁判所調査官補
(実践臨床心理学専攻 令和元年度修了)

私は、家庭裁判所の調査官補として勤務しています。現在は、 少年が非行に至った動機や生活環境等を調査し、再非行防止のための処遇指針を提示することが主な業務です。大学院では、学内ケースで面接や心理検査等の臨床を経験したほか、学外実習で複数の領域の実践に触れました。これらを通して学んだことは、非行の背景を理解したり、他機関と連携したりするうえで非常に役立っています。

松永 奈々

聖ルチア病院 (心理職)臨床心理士・公認心理師
(実践臨床心理学専攻 令和元年度修了)

私は現在、精神科の病院で心理検査やカウンセリングを中心とした業務を行っています。大学院では自身の 担当したケースについて深く考えるだけでなく、様々な事例についての多角的な 考えに触れることができ、広く深く学ぶことのできた2年間だったと思います。患者様への見立てやより良い関わりについて考える上で、大学院での学びが現在の重要な基盤となっているように感じています。

岡 誠貴

人間共生システム専攻 臨床心理学指導・研究コース博士後期課程
(臨床心理士・公認心理師)
(実践臨床心理学専攻 令和元年度修了)

専門職学位課程では医療・教育・福祉の3領域で実習を行 い実践を通して心理士の役割を学びました。当時から高齢者の 心理臨床に関心があり、実習や研究の中で高齢者の方と関わらせていただく中で、高齢者心理に研究からもアプローチしたい と考え、進学しました。現在は大学での研究会やケースカンファレンスに加え、精神科や小児科での非常勤心理士としての勤務で自身の臨床知見を深めています。

新村 信貴

人間共生システム専攻 臨床心理学指導・研究コース博士後期課程
(臨床心理士・公認心理師)
(人間共生システム専攻 臨床心理学指導・研究コース 修士課程 平成30年度修了)

臨床心理学指導・研究コース修士課程の2年間は、臨床実践・研究共に日々新たな学びの連続です。より時間をかけて臨床実践を学び、また自分の研究を追及したかった私は博士後期課程に進学しました。現在は地域の児童福祉関係の心理相談業務に従事しつつ、大学院では臨床実践の技量を一人前に高められる様、また研究の成果を論文化し社会に発信できることを目指して、研鑽を積んでいます。

 

川本 龍平

那覇少年鑑別所 法務技官
(実践臨床心理学専攻 平成29年度修了)

私は、那覇少年鑑別所で法務技監として勤務しています。 心理検査や面接を通して、少年が非行に至った問題点を分 析するとともに、再非行防止に役立つ処遇指針を提示するこ とが主な業務です。大学院では、学内ケースにて心理面接の 実施方法や事例検討の視点を学ぶとともに、小学校におい て学校臨床の実践に励んでいました。こうした大学院2年間 での充実した学習や臨床経験が、非行を犯した少年の心情 や問題点を把握したり、改善策を考えたりする上で役立って います。

山田 悠未

医療法人コミュノテ風と虹 のぞえ総合心療病院
(実践臨床心理学専攻 平成29年度修了)

のぞえ総合心療病院では、治療共同体の理念に基づき、患 者さんや家族の力を活かしたチーム医療が行われています。 心理士は心理検査を行い治療に必要な視点を提言したり、 疾患別のグループに参加しています。その中で、大学院時代 に経験したケースやグループなど、実践的な臨床活動を通して学んだことが非常 に役立っています 。特にカンファレンスは、ケースを見立て適切な介入を考える貴重な時間でした。 今後も、患者さんの健康的な力を引き出せるような臨床家を 目指し、精進していきます。

谷口 瑠璃子

静岡市清水福祉事務所 子育て支援課家庭児童相談室
(実践臨床心理学専攻 平成29年度修了)

私は現在静岡市の家庭児童相談室に心理士として勤務 し、養育者の子育てに関する悩み相談の対応や虐待対応をしています。業務では、大学院でのカンファレンス等の学びを 活かし、養育者や児童に対する見立て・支援を行っています。 また他機関・多職種連携の機会も多く、心理職として何を求められているのか考えた上で協働していく際に大学院での学びが活かされていると感じます。今後も2年間の学びを活かし子どもたちの未来を見据えた支援が出来るような心理士となれるよう精進したいです。

緒方 敦子

人間共生システム専攻 臨床心理学指導・研究コース 博士後期課程
(人間共生システム専攻 臨床心理学指導・研究コース 修士課程 平成29年度修了)

臨床心理学指導・研究コースでは、臨床実習や学内ケースなどから臨床実践を学んで行くとともに、研究においては、授 業や指導教員を通して、積極的な指導を受けることができま した。私は、修士課程の間、実践と研究の両面から臨床への考 えを深めることができたように思います。現在は、博士後期課程に進学して、論文執筆などの研究活動や、非常勤等で様々 な領域の臨床活動に携わっています。修士課程2年間の経験を支えに、今後も研究活動や臨床活動に励んでいきたいと思っています。

諸留 美早季

佐賀少年鑑別所
(実践臨床心理学専攻 平成27年度修了)

 私は,現在佐賀少年鑑別所で法務技官として勤務しています。心理検査や面接を通じて非行を犯した少年の性格や成育環境等,資質面を見きわめて今後の処遇指針を提示することが主な業務です。少年の問題点を的確に指摘することが難しい時は,よく大学院のケースやカンファレンスを思い出して,少年が何を必要としているのかに考えを馳せるようにしています。2年間の大学院生活で得たものを仕事の糧としながら,今後も少年の育ちに立ち会っていければと思っています。

田崎 良美

福岡市こども総合相談センター
(実践臨床心理学専攻 平成28年度修了)

 私は現在福岡市の児童相談所に児童心理司として勤務し,心理面接や療育手帳の判定に携わっています。大学院では心理臨床の基礎を学ぶとともに,カンファレンスや3領域の実習を通して多角的な視点を持つことの大切さを感じました。職場で様々な職種の方と関わらせていただく中で,心理の専門職として何が求められているのか考える時,大学院での経験が支えとなっています。「出会えて良かった」と思っていただけるような心理士となれるよう日々精進していきたいです。

安部 芽以

医療法人哲世会 別府鶴見台病院
(実践臨床心理学専攻 平成28年度修了)

 私は現在,精神科病院で常勤の臨床心理士として勤務しています。主な業務は心理検査の実施やアルコールプログラム,退院支援,デイケアスタッフ活動等です。専門職大学院の2年間では,現場で働くにあたって必要な臨床の“肝”を体験的に学習し,身につけることができたように感じています。様々な分野で活躍されている先生方や先輩方,また志を同じくする友人達と共にじっくりとケースに向き合う時間は大変貴重なものでした。今後も大学院で学んだことを礎に,温かく丁寧な支援が行える心理士になれるよう,日々励んでいきたいです。

白濱 あかね

人間共生システム専攻 臨床心理学指導・研究コース 博士後期課程
(人間共生システム専攻 臨床心理学指導・研究コース 修士課程 平成28年度修了)

臨床心理学指導・研究コースでは,授業における積極的な議論や,指導教員の熱心な指導のもと,研究に対する考えを深めることができました。また,研究だけでなく,臨床実習や学内ケースなどから臨床実践の基礎も学ぶことができたと思います。現在は,博士後期課程に進学し,論文執筆などの研究活動や,病院での非常勤などの臨床活動に励んでいます。修士課程での二年間は,研究活動を行ううえで,また,臨床現場でクライエントとお会いするうえで,私の基礎になっていると思います。