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行動システム専攻

行動システム専攻では、人間の身体活動だけではなく精神活動も含めた広い意味での行動を研究対象とし、心理学および健康科学で培われたアプローチを通して人間行動のしくみを解明することを目指している。本専攻は、心理学コースと健康・スポーツ科学コースから構成されており、両コース間の交流はもちろんのこと、都市共生デザイン専攻や人間共生システム専攻とも連携を図り、学生が幅広い視野と高度に専門的な知識および確かな実践的能力を身につけるのにふさわしい研究・教育体制をとっている。

心理学コース

実験・調査・観察・シミュレーションといった各種心理学研究法を駆使し、人間行動のメカニズムを深く追究・解明し得る人材の育成を目指している。現在10名の教員スタッフのもと、心理学で伝統的に行われてきた感覚・知覚、認知、教授・学習、発達、人格、社会行動、集団行動、組織、文化、心理測定・研究法といった領域はもとより、感性情報処理や認知科学といった新規学際領域をも視野に入れた多様な研究・教育プログラムを提供し、将来、心理学において博士号を取得し、研究者になるための指導を行っている。本コースの教育目標は、(1)心理学に関する幅広い知識、(2)専門分野の高度な知識、(3)確かな研究技法や創造的な研究能力、(4)各種専門分野をきわめるにふさわしい専門家としての特殊スキル、などを学生に修得させることである。本コースでは、複数指導教員体制をとり、学生個々人の興味・関心を尊重し、それを最大限に発展させ得るよう支援するとともに、学生が自分の専門領域に特化した個別研究をするだけではなく、複数の教員や学生と学際的な共同研究を積極的に行うことも推奨している。

心理学コース教員一覧

健康・スポーツ科学コース

健康・スポーツ科学コースでは、身体運動やスポーツ科学を母体としながら、人文・社会科学的及び自然科学的な立場から、健康問題への総合的・多元的なアプローチを展開している。既存の「健康」概念にとらわれず、「健康」の多元的な側面の探求を通して、「人間として各人がもつ心身の潜在的な能力を最大限に引き出そうとする総合的な働きかけ」を模索できる人材の育成がコースの教育目標である。このような理念のもとに具体的には、修士課程では、新たな健康行政の構築に取り組める実践的人材の育成を、博士課程においては、高等教育機関において自立して教育・研究に携わる専門家の育成を目指して教育が行われている。

健康・スポーツ科学コース教員一覧